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「阿波ノ北方農園」物語

三木さんとの出会い

その方と出会った時、〝ほっ〟とするような、、何か安心感に包まれるというのか、ちょっと表現しにくいのだが、懐かしいお母さんにしばらくぶりにようやく会えた~という気がしたのです。
私と同じくらいの世代かな~?って。でもとっても農家のお母さんらしい、きっと包容力のある方に違いないと その瞬間思いました。

徳島県阿波市、私の第二の故郷「美馬市」の隣町ですが、そこに「阿波ノ北方農園」さんはあります。
Googleマップで探すと、「三木肥料」が出てくる、三木肥料さんは地元の農家を束ねる農協的な会社で、地元農家さんの指導役であり、代表的存在です。そこの三木社長、の奥様が「阿波ノ北方農園」を切り盛りする〝女将〟の三木みずほさんです。

夏になると実施するとうもろこし収穫体験 三木社長と女将の三木さん

阿波ノ北方農園さんが作っている商品は、こしひかりの特別栽培米、その糠で作る「米ぬかふりかけ」、大和柿で作る「干し柿」、鮮やかで無添加の「ジャム」各種、山田錦米から作る「米粉」や米粉をベースとした「パンケーキ粉」などなど様々な加工品です。

“米ぬかふりかけ”誕生秘話

三木みずほさんの原動力は「もったいない」精神と「みんなに安心で安全なものを食べてもらいたい」という熱い思いです。

昔、お孫さんが小さい頃、ご飯にふりかけを掛けてもらって食べるのが大好きで、その日もお孫さんはお母さん(三木さんのお嬢さん)に「もっとふりかけ掛けて~」とせがんでましたが、お母さんが「ダメ」と。

そんなこと言わんともうちょっと掛けてあげたらええじゃろ~

と三木さんが言うと、お嬢さんは

ダメよ!どれだけ添加物と塩が入っていると思うとるん?

と・・・・。なるほどな~、お母さんとしては子供の成長過程では心配ごとが沢山ありますよね~。
でもその時、三木さんは思ったそうです。「じゃあ私が添加物とか、大量の塩が入っていない安心で安全な〝ふりかけ〟を作ってあげよう!」と。
こうして出来上がったのが「米ぬか〝ふりかけ〟」です。

お孫さんに安心、安全なものをお腹一杯食べさせたいという思いからできた「米ぬかふりかけ」

代々続く”名品” 阿波ノ北方米

実は、三木さんのところでは明治時代からお米も作っています。その昔は皇室の献上米にも選ばれていた、この阿波の北方(きたがた)地域のお米。
阿波ノ北方米(品種=こしひかり)と言います。
阿讃山脈の山すそで自然の恵みを受けたこの土地の土は粘土質でミネラルが豊富だとのこと。だからこそ、美味しいお米ができるのだと思いますが、実際〝食味値〟(お米の美味しさを100点満点で表した値)が80点以上にならないと阿波北方米と名乗ることができないのです!
しかも三木さんのところでは農薬を慣行栽培の半分以下しか使用しない低農薬栽培を行っています。

そして三木さんは、このお米の〝ぬか〟に目を付けたのです!
〝ぬか〟はご存じと思いますが、米の栄養素を多くを占める大事な部分、「お米マイスター全国ネットワーク」によれば、玄米の栄養素の9割以上がぬかに含まれていて・・・、抗酸化作用のあるビタミン類やミネラル、体の毒素の排出をすすめるフィチン酸などの成分や、腸内を掃除してくれる食物繊維、オリゴ糖やアミノ酸などのうま味成分、糖化酵素等々たくさんの栄養素が含まれている、天然の栄養薬なんです。玄米食が最近流行るっていうのも分かりますよね。
通常はこれを捨ててしまう・・・「もったいない」ですよね~。
ぬか漬けの〝ぬか〟で使ったりと昔は色々用途がありましたが、日本の伝統的な食文化が薄れつつある昨今、あまりぬかの需要はありません。

美味しいお米はぬかまで〝甘い〟

「もったいない」大好きの三木さんは、「それなら〝ぬか〟を使ってふりかけができないか?」と思いつき、色々な他の これも安心安全な材料(かつお節やエビ、梅など)を厳選し組み合わせ、栄養満点で安心安全なお米の〝ぬか〟の「ふりかけ」を作り上げたのです!お孫さんも飽きないように3種類の味で作りました。

こうして「阿波ノ北方農園」の〝米ぬかふりかけ〟が出来上がったのです(続く)

こうして出来上がった〝米ぬかふりかけ〟シリーズ左から「えびとちりめんじゃこ」「プレーン(かつお節)」「梅としそ」